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2025.06.21

国士舘大講堂(国登録有形文化財)見学ツアーを開催しました

6月21日、国士舘大講堂見学ツアーが午前と午後の2回にわたり開催され、約30人の参加者が国士舘大学世田谷キャンパスに足を運びました。
午前に行われた見学ツアーでは、はじめに学生ガイドの増田華々莉さん(文学部1年)が、大講堂の歴史や文化財としての意義について説明を行いました。関東大震災?東京空襲?東日本大震災等、多くの危機を乗り越え、平成29年に国登録有形文化財(建造物)となった東京都で最も古い講堂であると紹介しました。
また大講堂の構造についても解説し、美しい入母屋造りの大屋根を支える丸柱は温湿の変化による割れに対応するため、あらかじめ切れ込みを入れる”背割り”や、大屋根の骨組みの一部にトラス工法を採用することで広間に柱がない大空間を確保されていること等を説明しました。
大講堂の見学を終えると柴田会舘内の展示室に移動し、学生ガイドの羽塲武蔵さん(政経学部2年)の案内のもと、展示室を見学しながら、本学の発展や教育の特徴等に触れました。
参加者は「学生の想いと共にゆっくり見られてよかった」「貴重な大講堂を中から見ることができ、とても価値ある時間でした。現役の学生がガイドしていることも素晴らしい」などと話し、学生ガイドの活動に高い関心を寄せていました。

国士舘大講堂は、本学創立の2年後となる1919(大正8)に創建され、
今年で106年を迎えます。2017年に国登録有形文化財(建造物)に登録され、
以来、各種企画を通して、内外にその歴史的価値と魅力を伝えています。
次回の見学ツアーは、10月18日(土)に開催を予定しており、9月下旬に本学ホームページに掲載します。

?国士舘大講堂

/houjin/about/auditorium/

?国士舘史資料室

/information/about/archive/

?国士舘大講堂見学ツアーは「東京文化財ウイーク」の通年公開事業として実施

https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/bunkazai/index.html

「東京文化財ウイーク」通年公開事業としても実施
広々とした空間のある大講堂
100年を越える歴史資料のある展示室
大講堂の外観を撮る参加者の皆さん