3月27日から28日、タイ王国の海外協定校であるタイ国立救急医療センター(National Institute for Emergency Medicine: NIEM)およびタイの救急救命士養成を行う10校の大学等の教職員17人が、視察研修に訪れました。
初日は、JICA東京において、救急システム研究科長の田中秀治教授による日本の救急医療体制に関する講義が行われました。また、防災?救急救助総合研究所の石﨑貴准教授により、東京消防庁消防学校および調布消防署の視察研修が実施されました。
2日日には、多摩キャンパスを視察したほか、「タイ?日本救急救命士教育シンポジウム」が開催され、日本およびタイの大学における救急救命士教育について相互に講演が行われ、参加者間で親交を深めました。日本側からは、他大学で教員として活躍する本学大学院の修了生2人が講演を行い、タイ側からは救急救命士を養成する大学および専門学校の教員がそれぞれ講演しました。オンライン参加を含め、両国から多くの方々が参加しました。
研修終了後には検討会が開催され、日本での研修およびシンポジウムを通じて得た学びを共有し、活発に意見交換が行われました。最後に、来年も同様のシンポジウムをタイで開催することが提案されました。
今後も、本学は日本とタイの連携を通じた救急医療の発展に向けた取り組みに協力していきます。



